GM、2023年第2四半期の業績を発表
本プレス・リリースは2023年7月25日に米国で発表された英語版プレス・リリース
(https://pressroom.gm.com/gmbx/us/en/pressroom/home/news.detail.html/Pages/news/emergency_news/2023/earnings/0725-earnings.html)の抄訳版です。詳しくは、英文プレス・リリースをご覧ください。
2023年7月25日、米国・デトロイト発
ゼネラルモーターズ(GM)は、2023年第2四半期の業績を発表。売上高は447億ドル、株主に帰属する純利益は26億ドル、調整後EBITは32億ドルとなりました。
この業績には、GMのLGエレクトロニクスおよびLGエナジーソリューションとの新たな商業的合意に関連する7億9,200万ドルの費用が含まれています。これは「シボレー ボルトEV」と「ボルトEUV」のリコール時に行った、顧客に対して従来の方法を超える解決策を提供するというGMが下した意思決定を反映しています。GMはコストを削減し、電気自動車(EV)の利益率を長期的に向上させるための新たな対策を講じています。
またGMは、2023年通年の業績予想を2四半期連続で以下のように修正しました。
● 米国GAAPに基づく株主に帰属する純利益は、前回予想した84億~99億ドルに対し、93億~107億ドル
● 調整後EBITは前回予想した110億~130億ドルに対し、120億~140億ドル
● 米国GAAPに基づく営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フローは、前回予想した165億~205億ドルに対し、180億~210億ドル
● 調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フローは前回予想した55億~75億ドルに対し、70億~90億ドル
● 設備投資は、前回予想した110億~130億ドルに対し、110億~120億ドル
下記資料をダウンロードいただけます。
● GMの会長兼CEOメアリー・バーラから株主の皆様への手紙(※添付資料参照)
● 四半期業績の概要
2023年第2四半期業績の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス
2023年 第2四半期 |
2022年 第2四半期 |
前年比 |
前年比 (%) |
|
売上高 |
44,746 |
35,759 |
8,987 |
25.1% |
純利益(株主に帰属) |
2,566 |
1,692 |
874 |
51.7% |
調整後EBIT |
3,234 |
2,343 |
891 |
38.0% |
純利益率 |
5.7% |
4.7% |
1.0ポイント |
21.3% |
調整後EBIT利益率 |
7.2% |
6.6% |
0.6ポイント |
0.9% |
営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー |
7,114 |
3,469 |
3,645 |
105.1% |
調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー |
5,548 |
1,407 |
4,141 |
294.3% |
希薄化後EPS(a) |
1.83 |
1.14 |
0.69 |
60.5% |
希薄化後調整後EPS(a) |
1.91 |
1.14 |
0.77 |
67.5% |
GM北米調整後EBIT |
3,194 |
2,299 |
895 |
38.9% |
GM北米調整後EBIT利益率 |
8.6% |
8.0% |
0.6ポイント |
7.5% |
GMインターナショナル調整後EBIT |
236 |
209 |
27 |
12.9% |
中国の持分利益 |
78 |
(87) |
165 |
n.m. (b) |
GMファイナンシャル調整後EBT |
766 |
1,106 |
(340) |
(30.7) % |
(a) 希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による-0.03ドル(2023年第2四半期)および-0.05ドル(2022年第2四半期)の影響を含む。
(b) n.m. 数値表示なし。
2023年第1-2四半期業績の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス
|
2023年 第1-2四半期 |
2022年 第1-2四半期 |
前年比 |
前年比 (%) |
売上高 |
84,732 |
71,738 |
12,994 |
18.1% |
純利益(株主に帰属) |
4,962 |
4,631 |
331 |
7.1% |
調整後EBIT |
7,037 |
6,387 |
650 |
10.2% |
純利益率 |
5.9% |
6.5% |
(1.0)ポイント |
(14.5) % |
調整後EBIT利益率 |
8.3% |
8.9% |
(0.6)ポイント |
(6.7) % |
営業活動からのオートモーティブ・キャッシュ・フロー |
9,346 |
5,104 |
4,242 |
83.1% |
調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フロー |
5,415 |
1,413 |
4,002 |
283.2% |
希薄化後EPS(a) |
3.52 |
2.49 |
1.03 |
41.4% |
希薄化後調整後EPS(a) |
4.12 |
3.23 |
0.89 |
27.6% |
GM北米調整後EBIT |
6,769 |
5,440 |
1,329 |
24.4% |
GM北米調整後EBIT利益率 |
9.7% |
9.3% |
0.6ポイント |
6.5% |
GMインターナショナル調整後EBIT |
583 |
537 |
46 |
8.6% |
中国の持分利益 |
161 |
147 |
14 |
9.5% |
GMファイナンシャル調整後EBT |
1,537 |
2,390 |
(853) |
(35.7) % |
(a) 希薄化後EPSおよび希薄化後調整後EPSは、持分法投資の再評価による0.13ドル(2021年第4四半期・2022年第1四半期)の影響を含む。
非GAAP測定値と最も直接的に比較可能なGAAP測定値との調整については、下記を参照するか、GM Investor Relationsのウェブサイトで詳細をご覧ください。
非GAAP測定値の概要 *単位:100万ドル、()内はマイナス
以下の表は米国GAAPに基づく株主に帰属する純利益を調整後EBITに調整したものです。
|
2023年 第2四半期 |
2022年 第2四半期 |
2023年 第1-2四半期 |
2023年 第1-2四半期 |
純利益(株主に帰属)(a) |
2,566 |
1,692 |
4,962 |
4,631 |
法人所得税費用 |
522 |
490 |
950 |
462 |
自動車関連支払利息 |
226 |
234 |
460 |
460 |
自動車関連受取利息 |
(251) |
(73) |
(479) |
(123) |
調整内容 |
|
|
|
|
早期退職制度(b) |
— |
— |
875 |
— |
クルーズ社の補償に関する修正(c) |
— |
— |
— |
1,057 |
ビュイックディーラー戦略(d) |
246 |
— |
345 |
— |
特許使用料関連(e) |
— |
— |
— |
(100) |
韓国GMの訴訟(f) |
(76) |
— |
|
— |
調整額合計 |
170 |
— |
1,144 |
957 |
調整後EBIT |
3,234 |
2,343 |
7,037 |
6,387 |
(a) 非支配持分に帰属する純損失控除後。
(b) この調整は、主に米国において2023年1月に発表されたコスト削減計画の一環である人員削減に関連するため除外。
(c) この調整は、クルーズ社のインセンティブストックの一時的な変更に関連しているため除外。
(d) この調整は、ビュイックのEV戦略の一環として、一部のビュイックディーラーを当社のディーラーネットワークから移行させる戦略的活動に関連するため除外。
(e) この調整は、2021年第4四半期の過去の売上に対して繰り延べた特定のロイヤリティーに関連するものであり、2022年第1四半期において実質的にすべて解決していることに関連しているため除外。
(f) この調整は、韓国における下請け業者との問題の一部解決に関連するため除外。
【GM会長兼CEO メアリー・バーラから株主の皆様への手紙】
GM の自動車部門の業績がこの第2四半期決算においても、引き続き予想を上回っていることをお伝えできることを嬉しく思います。GMの新型ピックアップ・トラックとSUVに対するお客様の大きな反響と、GMチーム、ディーラー、サプライヤーによる事業計画の着実な実行によって、私たちはさらに勢いを増しています。
また、LGエレクトロニクスおよびLGエナジーソリューションとの新たな合意による7億9,200万ドルの影響額も含め、第2四半期の調整後EBITは32億ドルとなりました。
今回の費用は、「シボレー ボルトEV」のリコール時に行った、従来の救済策を超える方法でお客様にサービスを提供するという明確な決定を反映したものであり、GMのコストを削減し、EVの利益率を長期的に改善する新たな措置を講じています。
GMの業績を支える最大の原動力は、私たちの車両に対するお客様の需要であり、現在、初期品質において2年連続で米国業界をリードしています。GMは強力な価格設定とインセンティブな規律を継続することにより、米国における小売市場シェアは4四半期連続で前年同期を上回り、年初より商用車およびフリート全体の納車台数で首位に立ち、ブラジルや韓国などの国際市場でも利益を伸ばしています。
例えば、米国では新型「シボレー トラックス」の顧客の半数が、韓国では3分の2がGMの新規のお客様です。ブラジル市場向け初のコンパクト・ピックアップである「シボレー モンタナ」は、わずか4カ月でそのセグメントの3分の1のシェアを獲得しました。また、新型「シボレー シルバラードHD」と「GMC シエラHD」が勢いを増し、米国のフルサイズ・ピックアップ・トラック市場をリードし続けています。
電気自動車(EV)市場では、上半期に北米で5万台のEVを生産するという目標を達成しました。セルと車両の生産がともに増加しているため、今年の下半期にはおよそ10万台のEV生産を引き続き目標に掲げ、そこからさらに成長していきます。
同時に、私たちは強力なコスト削減に注力しており、設備投資を抑制するための措置を講じています。
これらの取り組みによるGMの収益と見通しへの影響は明らかです。そのため、通年の調整後EBITの見通しを10億ドル、調整後オートモーティブ・フリー・キャッシュ・フローの見通しを15億ドル引き上げます。一株当たり利益は7.15~8.15ドルになると予想しています。
また、支出は抑えて、設備投資の見通しも引き下げています。これは、最も戦略的な内燃機関とEVプログラム、およびクルーズ、ブライトドロップ、ソフトウェア・デファインド・ビークルを含む、最もインパクトのある成長イニシアティブに集中しているためです。
業績予想を上方修正するのは今年2度目ですが、これは私たちが労働停止なしに新たな労働協約の交渉に成功することを前提としたものです。
最後に、先日始まったUAWとの労使交渉と、Uniforとの労使交渉についても触れて、この書簡を締めくくりたいと思います。
まず、最も重要なこととして、私は製造チームを非常に誇りに思っていることをお伝えしたいと思います。私たちはともに、継続的な利益ある成長のための幅広い基盤を築いてきました。
私たちには、従業員に報い、事業の長期的な成功を支える公正な契約を両組合と交渉してきた長い歴史があります。今回の目標も何ら変わることはありません。
それが、GMのチーム、工場コミュニティ、ディーラー、サプライヤー、投資家など、GMの主要なステークホルダーすべてにとって最善の結果となることを目指しています。
GMへの変わらぬご信頼に深く感謝いたします。
報道関係者からのお問い合わせ先:
ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社
マーケティング&コミュニケーションズ gmj.communications@gm.com
<GMジャパン メディアオンラインサイト>
企業ニュースルーム https://media.gm.com/media/jp/ja/gm-new/home.html
シボレー プレスルーム https://media.gm.com/media/jp/ja/chevrolet/home.html
キャデラック プレスルーム https://media.gm.com/media/jp/ja/cadillac/news.html
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